出るのか!
出ないのか!!
ハッキリしないことにかけては天下一品のゲッカンタカハシゴー。「どこが『ゲッカン』なんだ!」という以前の問題として、そもそも不定期刊行というあやふやさです。今風に言うなら、ゆるふわ?
そういえばファミレス編集会議において、加藤編集長もオレもなかなかメニューが決まりません。ピンポーンと呼び鈴を押し、店員さんに注文を取りに来てもらっておいて、「あ、いや、ちょっと待ってください。コッチもいいなぁ……。やっぱソッチもいいね……」などと忙しい店員さんをお待たせすることもザラです。
しかし先日、愛聴しているAMラジオで(サンバーの窓を開けてアンテナを手で伸ばしAMラジオを聞くって、なかなかの現場感ですよね!)「優柔不断は悪いことじゃない」という説得力満点の話を聞いて以降、今まで以上にファミレスにおける発注時間が長くなりました。
……何の話だっけ?
そうだ。第4ゴーを出すか、出さないかという話だ。丁々発止唯々諾々毒々モンスター(「々」が使いたかっただけ)の打ち合わせが行われたのは、9月2日夜のガストです。加藤編集長とオレにしては珍しく和やかなムードの中始まった会合では、第1〜3ゴーの反省点、生々しい売上げ、さらには今後の展望などが話し合われました。
序盤、加藤編集長はドリンクバーのみで、オレはドリンクバー&温泉卵のシーザーサラダ。すでに三栄書房からは「続けたら?」という弱々しくも前向きな意向を示してもらっているという話で、あとは加藤さんとオレの間で「どうすっか?」という状態でした。
廃刊か、継続か。休止か、続行か。年刊か、日刊か……。全方位から検討しました。売却も考えました(←ウソ)。何しろいろいろと問題児な雑誌だし、今後さらに問題児化しそうな気もするので、刊行に及んではさまざまな意味で覚悟や踏ん切りが必要です。加藤さんとしては「出したい」という気持ちはあっても、それが(特にオレに対して)どのような影響を及ぼすかを考えると、気軽に「やろうぜ!」とは言えないわけです。
彼は何だかんだ生活が保障されている会社員であり、オレは何ひとつとして後ろ盾のないフリーランスです。加藤さんが会社という保護カプセルの中から「やろうぜやろうぜ!」とけしかけて、フリーのオレを追い込むわけにはいかない、と。
でもさ、いいんじゃねえかと思うわけですよ。「やってみねえと分かんねえじゃん!」と後先を考えずに突撃するバカさ加減って、それこそバイク乗りっぽいなと。
バイクに乗るってこと自体、決して合理的かつ冷静な選択じゃない。どこかおかしくて、何か熱いものがあって、そして、完全にどうかしてるからこその選択でしょう。それってもう理屈じゃなくて、生き様そのものだよ。バイクに乗るような人間だから、バイクに乗るんだとしか言いようがない。だったら、おかしくて熱くてどうかしてるまま突っ走るしかないんじゃねえかと。
まあ、そんな話をグダグダしながら、いつしか加藤さんはトマトソーススパゲティを(確か)、オレは柔らかひれかつ和膳などを追加注文し、「じゃ、4ゴー目もやるか」という結論に達したのでした。
後日、改めて加藤編集長から「会社からも確定的GOサインをもらった。行くぞやるぞ!」と連絡がありました。「発売日は未定だけどな!」とも。
というわけで、第4ゴーを出すということは確定したものの、その他もろもろ未定な部分だらけなゲッカンタカハシゴーですが、ゆるふわ的に見守っていただけると幸いです。いろいろ決まり次第、あいや、なかなか決まらないことも含めて、グダグダと情報発信もしていく所存です。よろしくお願いいたします。
1.2ゴーは買って読みました。3ゴーは買ったけど、読みかけのまま放置です。4ゴーは表紙次第かなぁ…まあ、中身もパラパラ見て面白そうだったら買います。わたし的には4ゴーが山場です。
返信削除雑誌ってホント、「表紙買い」とか「パラパラ見て面白そうだったら買い」ですよね。オレも月に何冊か雑誌を買いますが、毎号買うって決めているものはなくて、そのつど買う・買わないを判断してますし……。
削除だから作る側としては、毎号がシビアな山場です。山にはどうしても高い低いがあるものですが、できるだけ高い山をめざしていきたいと思っています。
買う側はお気楽でも作る側は大変ですね。お気楽側の勝手な意見としては、1ゴー、2ゴー、3ゴー、4ゴーではなく(例えば)1ゴー、2ゴー、V3、アマゾン、Xのように、期待のナナメ上を行く展開を期待しています。最近見ない袋とじなんてどうかなぁ?(笑)
削除ゲッカンタカハシゴー・ウィザードとか行くといいですね。ゲッカンタカハシゴー・ギンガとか。
削除ちなみにウルトラマンの中ではゾフィーが好きでした。何となく。
この雑誌はある意味実験的な内容で、既存の物とはだいぶ違うのでご苦労されているのでしょう。当然売れて儲からないとイケない訳で、私的には買います内容ですが、世間全体でどうなのか。
返信削除私見ですが、この雑誌の内容は相当長くバイク乗ってる人が読んでそうだよなぁってとこが多いと思います。今そういう人々がバイク雑誌を読むのか否か。40,50代のリターンライダーや数少ない若手が読む興味そそるのか。だからと言って他の普通の雑誌のようになっても本末転倒、難しいですな。でも微妙な販売価格と広告収入、タカハシゴー的内容のバランスをとって頑張って頂きたいです。そしてこの雑誌はこの業界的に貴重だと思います。
まさに「難しいですな」の真っ只中。「難しいものほど燃えるぜ〜〜っ!」と叫びながら、当たって砕けている過程のような気がしています(笑)。
削除バイク雑誌ってものすごく多種類な気ですが、
返信削除その大半が「バラエティ」「カスタム」「旅」の3カテゴリで
正直、選ぶ楽しみが(あくまで主観ですが)あまりありません。
その中で、荒削りながらも(失礼)精神性を重視する貴社の雑誌は
大変貴重です。
バイク雑誌の中での貴社紙は確かに異質ですが、
その異質性が私達に気付きを与え、レベルアップさせてくれます。
メジャーへの道のりはまだまだ長いかもしれませんが、是非とも頑張って続けてください。
応援してます。
ちょっと話は違うかもしれませんが……。
削除バイクって、カテゴリー間の境界線がハッキリしてて、面白いなあと思います。スポーツならスポーツ、クルーザーならクルーザー、オフロードならオフロードとクッキリと分かれて、カテゴリー間の交流があまりないように感じます。いち読者さんがおっしゃるように、「バラエティ」「カスタム」「旅」といった嗜好性のカテゴリー分けも、すごくハッキリしてる。
だから雑誌も、どんどん細分化していくんですよね。分化したカテゴリーさえ押さえてしまえば、(例え数は少なくても)確実に読者を確保できるわけですから……。ビジネスとしては、とても手堅いスマートなやり方だと思います。
でも、「バイクはバイクじゃん!」とも思うわけです。
かつてケニー・ロバーツにインタビューした時、「タイヤがふたつにエンジンひとつ。バイクに何の違いがあるんだ?」と言われました。ワイン・ガードナーにインタビューした時も、「私が乗っていた頃のバイクと今のバイクで、何が違う? 何も違わないよ」と言われました。
実際、現役MotoGPライダーに話を聞いても、彼らはみんな(と言っていいほどの確率で)小排気量のバイクで練習しています。そして、何に乗っても速くてうまい。排気量やパワーやスピードやカテゴリーが違っても、あまり関係ない。
「バイクはバイク」。これが出発点です。精神性を重視しているつもりはなくて、バイクという乗り物の本質に少しでも近付こうと思うと、カテゴリーを含め細かいことにはこだわっていらない、というのが正直なところです。
今のところメジャーになろうとは思っていないし、逆に、自分たちがマイナーだとも異質だとも思っていません。「バイクはバイク」であることに我々の興味関心がある限り、今のような意味不明で曖昧なスタイルで行くんじゃないかと思います。荒削りは確かに自覚するところなので、もっと洗練させた方がいいかもしれませんが……(笑)。
いち読者さんの投稿で、改めてこの雑誌の立ち位置と、見ている先が分かってきます。ありがとうございます。
バイクの事を24時間365日考えている様な我らには堪らん雑誌です。
返信削除続けてもらいたいですな(^ ^)。
じゃ、じゃあ1日26時間、年間367日はバイクのことを考えるよう心がけます!(←負けず嫌い)
削除出るか! 出ないか!
返信削除崖っぷちの行方がメインになりそうな状況ですが(失礼いたします)
いつかそんなこともありましたね と言えるようになりますように。
以前ある時期にカワサキの開発を不思議に思っていたことがあります。
・レーサーレプリカ全盛期のゼファーを開発・発売
・ネイキッドビックバイクがどんどん大きくなるなかで400ccと同じホイールベースの1100ccを開発・発売
ある雑誌で各メーカーの開発者に他メーカーのネイキッドビックバイクに乗って頂く企画があり感想が載っていましたが、十分なマーケティングをして開発されたであろうビックな1300ccのメーカーの開発者の方が小ぶりな1100ccのカワサキに乗って感心していました。
その後1300ccはモデルチェンジして小ぶりになりました。
平 忠彦さんのインプレもそういう感じでした。
マーケティングも大切ですが、作り手の伝えたいメッセージが伝わることも大切なんだろうなぁ と、勝手に思いました。
バイクはこんなに楽しい乗りものなんだよ ねっいいでしょ みたいな。
平さんも、おそらく本当にバイクの好きな人が作ったバイクなのだろうと言われていました。
自分もその1100のバイクに乗っています。(最近はもっぱらXLR125ですが)
うまく伝えられませんが、本もそんな感じなのでしょうか。
マーケティングをもぶち破る何かがきっとあると思います。
いつも勝手なことばかり書き込んで本当にすみません。
でも期待しています。
そうですよね、「出るか出ないか」が焦点になるようでは、雑誌としてはいかんですよね。スミマセン……。
削除いろんなメーカーの開発者の方たちに取材してきましたが、正直なところ、みんな最後は「バイク好き」ってことで押し切っているように思います。じゃなきゃ、そもそもこんな非効率な乗り物を作り続け、売り続けるはずがない。自分がメーカーの経営者だったら、さっさとバイクを見切って、何か別の事業を考えます(……そうかなぁ……)。
マーケティング主導でマーケティングのために生み出されたように見えるバイクもありますが、少なくとも開発者の方たちと触れ合う印象では、皆さんバイクという乗り物に対して並々ならぬ情熱を持っていることを感じます。本当に、気持ちいいぐらい。
逆に、その熱意が災いして、マーケティング的な視点が足りないのかもしれない、と思うことさえあります。今の世の中のニーズに本当に応えられているか、新規需要の掘り起こしができているか、マニアのためのマニアな開発ではないか……。そのあたりが、国内市場縮小の、ひとつの原因になっているような気がします。
本誌も、「バイクはこんなに楽しい乗り物なんだよ。ねっ、いいでしょ!」という思いはバリバリあります。もう、バリバリある。でも、マーケティング的な手法はゼロに等しい状況です。どうしたもんですかね?(笑)
まぁ、なるようになるし、なるようにしかならないんだと思うんですよね……。
2号、3号買いました。4号も恐らく買うでしょう。
返信削除他に無い独特のバイク雑誌ですね。4号が楽しみです。
ちなみに1号はもう入手できないのでしょうか?
第1ゴー、まだ買えるそうです。大変お手数ですが、三栄書房・販売部までお電話でお問い合わせください(03-6897-4611/平日10:00〜17:30)。
削除ありがとうございます。
削除本日電話してみましたが、品切れとの事でした。
再販期待してます。
第1ゴー、どうやら入手できそうです。
削除三栄書房さんにもAmazonにも他の通販サイトにも在庫はありませんでしたが、ジュンク堂などの大きい書店には、まだ在庫が多少あるみたいです。
https://www.junkudo.co.jp/mj/products/stock.php?product_id=3000264317
通販もできる様なので、お探しの方は問い合わせてみてはいかがでしょう。
あらら、三栄書房で品切れでしたか! 大変失礼いたしました。
削除ジュンク堂のサイトも拝見しました。旭川から台北(!)まで、津々浦々に散らばってるんですね。社会人になりたての頃、自分の携わった雑誌を北海道のコンビニで発見し、何だか感動したことを思い出しました……。
とか言ってないで、第1ゴーを何とかしろって話ですよね。来週、もう1度出版元に確認してみますね。スミマセン。
再度、出版元の三栄書房に確認したところ、「第1ゴーは本当にないんです、ないって言ったらないんですようぅぅ、すみませえぇぇん!」とのことでした(ホントはもっとマジメに言われました)。申し訳ないです……。ジュンク堂さんを始め、どこかの本屋さんにひっそりと埋もれていることと思います。うまく見付けていただけるといいのですが……。
削除1~2号まで完熟読しました、3号はまだ途中ですが読み終わらないうちに4号がでてしまっても購入します。他との違いを明確に示しながらもやっぱり大きなひとくくりの中に納まってしまうものです。扱うもの・対象が一緒なのでしかたないのかもしれません。ゲッカンタカハシゴーもテーマや構成が広く・分散されないよう期待してます。より深く、深く、問題提起してください。
返信削除バイク人口を増やしたい、みんなにこの楽しさを知ってもらいたいという」風潮(?)が多いかなと感じてますが、オートバイ乗りのポジティブな感情って昔子供の頃の 自転車に乗れた・歩くより遠くに行ける感覚に近いものではないでしょうか。オートバイから車に移って乗らなくなったというのは、オートバイそのものや社会環境によってその感覚・楽しさがなくなったということなんじゃないのかな?今は車にしてもオートバイにしても乗り手は自己中心的だなぁと感じてますが車もオートバイももっと楽しく走れるルール・制度・法律体系が作れなのかしら・・・
クルマやバイクを公道で「楽しむ」。今の時代は「楽しむ」の内訳を精査しながら、社会に受け入れられる楽しみ方を探していく必要がありそうです。
削除速度規制、騒音規制、排ガス規制など、クルマやバイクに課せられているさまざまな規制は、簡単に言ってしまえば「野放図なスピードやサウンドやパワーは社会悪である」とみなされていることの証ですしね……。
とても難しい問題ですよね。殊に趣味性の高いバイクにとっては……。
第5号も買うよ。もっともっと、いろんな切り口でバイクライフをぶった斬ってください。
返信削除上下左右縦横斜高低浅深東西南北……といったところでしょうか。頑張ります!
削除3ゴーを最初に読んで、面白いと思って2ゴーが書店に有ったので買いました。
返信削除そこには1ゴーも一冊残っていたので最後に買って、発行の逆順に読みました。
冗談めかして真をつく内容はある意味スバラシイ!
よく広告がとれましたねぇ。
他社ですが近藤編集長当時のミスターバイク誌の雰囲気を感じました。(異論はあると思いますが)
バイク関係業界(広い意味で)に関わったことのある人には面白がれるが、
一般読者が、特に若い人がこれを読んでくれたらいいなあと願っております。
高1の時に二輪免許が大中小に分かれて教習所で大型二輪取れなかったオジサンライダージャケットとしては・・・・。
4ゴー楽しみにしてます。
ちなみに3ゴーを書店で見た時,「タカハシブー」と覚えてしまい、
2ゴーもゴーが見えないので知り合いに「タカハシブー」と教えてしまいました。
1ゴーでやっとゴーなんだと気付きました。
認知度の高くない雑誌のタイトルはきちんと表示したほうがいいと思います。
残念ながらミスターバイク誌はあまり読んだことがないんです。中学生の頃だったかなあ、拾い読みしてたのは……。佐藤信哉さんのファイヤーロード? 何か林道モノを読んだことを、おぼろげながら覚えています。
削除しかし、イマドキの中学生でバイク雑誌を読んでるコなんているんですかね? バイク雑誌読んでる中学生〜! いたら返事してくださーい!!
タカハシブー、いいですね! そっちの方が断然よかったな……。
R1開発 流石良い所に気づきますね。
返信削除開発者とお話しした事があり考え方に非常に感心しました。8耐までの苦労をお伝え下さい。