2014年5月17日土曜日

こちら『ゲッカンタカハシゴー』編集部です

みなさん、はじめまして。
この夏、三栄書房から『ゲッカンタカハシゴー』という
新しいバイク雑誌を出す加藤と申します。
このけったいな雑誌名、
「何だこりゃ!?」と思われた方も多いかと思います。
実際、ウチの会社の刊行会議にこれを出したとき、
社長から「ナニこれ!? こんなんじゃ出せない」って
言われたし……。


ということで、誌名の由来をちょっと紹介。

バイク関係の原稿を書くフリーライターの
高橋 剛(たかはしごう)という男がいます。
剛と私は、現在の三栄書房に合併される前の
ニューズ出版という会社の出身で、
知り合ってからかれこれ20年以上になります。


知り合ってからは長いんですが、剛が会社を辞めて、
ライターとなってからは仕事上の付き合いはなし。
剛はいわゆる普通のバイク雑誌に寄稿する一方、
私はというと、『ライディングスポーツ』という
レース専門誌を社内でシコシコ作る毎日。
同じバイク雑誌業界にいながら、
なかなか顔を合わさずにいた、ここ十数年でした。


それが、いまから2年前。あるときネットで
『バイクでスポーツする』なるブログを発見。
「ナニ、この意味不明なタイトル」とバカにしながらも、
そこに書かれている記事を読んでみると……、
正直ドギモを抜かれました。
まず、内容がひとりのバイク乗りとして
興味・関心をそそるものばかり。
バイクを見つめる視点やバイクを語る切り口が、
昨今のバイク雑誌にならされた私には
とても新鮮に思えたのです。
加えて文章そのものがムチャクチャ面白く、
思わず全部の記事を読み込んでしまいました。


雑誌編集者の端くれとして四半世紀やってきましたが、
「こんな面白い文章、素人にやられちゃったら、
オレなんて出る幕ないワ……」と白旗あげる一方、
「なんていう人がこのブログやってんの!?」と、
「プロフィール」欄をポチッとして出てきたのが、
なんと「高橋 剛」だったのです。


ソッコー、剛に電話。
「お前があんなに面白い文章書けるなんて知らなんだ。
バイクに対してのとらえ方にも愛があるじゃねえか。
素の剛で行こうぜ、素の剛で!」――というわけで、
素剛がノビノビと表現できる雑誌を作っちまおう、
いやいや、素になるのが剛だけじゃ惜しい。
取り巻きの私を含めたバイク好き業界人や
はじめっから素の読者のみなさんたちも集っていただき、
本音で語り合える雑誌にしてしまえ!
そんな勢い、発想のもと生まれるのが、
『ゲッカンタカハシゴー』なのです。


あ、ちなみにアタマの“ゲッカン”は、
単なる雑誌立ち上げの勢い的ゴロ合わせ、枕コトバで、
けっして「月刊」という意味ではありません。
それどころか、1号目で結果が出なければ撤退という
刊行許可を出してくれた社長との約束。
仮に2号、3号と続いても、マンパワーの都合上、
月刊化は無理だと悟っておりますぅ。


これから、このブログで、
本の内容や発売日など順次お知らせしていきます。
また記事の書き込みは私だけでなく、
剛やほかのスタッフもテキトーに担当して参りますので
よろしくお願いいたします。


最後に不肖・加藤の簡単なプロフィールを――。
1967年生まれ、東京・葛飾区出身。
バイク初体験は15歳のとき、
田んぼのあぜ道で乗ったスズキの蘭。
初バイクは中古で勝ったホンダCBX400F(白青)。
CBXを語り出したら止まらないので止めときます。
大学に上がってTZR250でレースを始めるも、
全くうだつが上がらず、借金まみれ……。
レースをあきらめてからは、
先輩のRZ250を譲り受け、一時は6台所有。
でもそのうち実動車はいつも1台のみ。
RZも語り出したら止まらないので止めときます。
'92年にニューズ出版に中途入社。
『ライディングスポーツ』を'96年まで作った後、
『ストリートバイカーズ』を立ち上げる。
その後、写真誌やカメラ誌の編集長を務め、
'09年からは『レーサーズ』を立ち上げる。
ちなみに『レーサーズ』のブログもやっています。
で、'14年『ゲッカンタカハシゴー』に至ります。
現在所有するバイクは、
ロードツーリング用としてBMW R100RS('78年型)、
林道ツーリング用としてKTM 250EXC-F('13年型)、
モトクロス用としてヤマハYZ125('01年型)、
街乗り用としてホンダ・モトコンポ。
バイクなら何でも好きな雑食系のバイク乗りです。


(加藤裕)

3 件のコメント:

  1. 楽しみにしています。

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  2. 買いました、面白かった!やっぱりアラフィフは熱い!

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  3. 買いました。
    テーマもアプローチも原稿も面白かったです。
    次作も楽しみに待っております。

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